治験大国日本へ
2021年5月28日、日本でm-RNAワクチン接種が始まった頃、既に治験大国日本を目指す次の戦略が決定していたことを示す報道があったことを、皆さんはご存知だろうか。
これは福島民報の記事である。
神奈川県藤沢市に本社を置く「アクセリード」という企業が新型コロナウイルスワクチンなどの医薬品生産工場を福島県南相馬市原町区の下太田工業団地に新設すると発表した。
今日までの経緯はこうである。
2017年5月、武田薬品工業の創薬機能の一部をスピンアウトする形で子会社が設立された。
その後、2020年「アクセリード」という社名で持株会社となった。
そして2021年に米バイオ医薬品企業アークトゥルス・セラピューティクスとの合弁会社「アルカリス」を設立することで合意した。
そのアルカリスが福島県南相馬市の新工場で、次世代型ワクチンと呼ばれるワクチンの原液を製造するというのだ。
アルカリスは千葉県柏市に拠点をおき、アークトゥルスから mRNA 製造技術をライセンス取得し、2023年中に cGMP 基準を満たした医薬品の製造供給事業開始を目指します。
この合弁会社は、現在のアークトゥルスの mRNA 治療薬候補の製造だけでなく、将来の mRNA 治療薬の商用製造にも貢献する予定です。
2021年4月27日、アクセリードプレリリースより
国は、これからこのワクチンを国産ワクチンとして売り出そうとしているようではあるが実は国産ではないということをこのプレリリースが示している。
福島民報の記事のタイトルも「米製薬から受託」となっており、ファイザー社と同型のm-RNAワクチンの原液を製造するとある。
食品で言うところの「国内製造」と表現すべきものであるだろうと思う。
コロナ前からワクチンを製造?
ここで私が注目したのはこの事業は2017年から始まっていたのか?ということだ。
皆さんご存知のようにcovid-19というウィルスが日本に入ってきたのは2020年。
しかし、その3年前から日本でcovid-19に対応するワクチンの製造に向けて着々と動いていたように見えなくもない。
卵が先かニワトリが先か。ではなく、ワクチンが先かウィルスが先か。みたいな話のようだ。
そこで、2017年に武田薬品工業の子会社として設立されたアクセリードの前身となる企業はどういう意図で設立されたか、いろいろ調べてみたが意図が断定できる資料は見つからなかった。
謎のままである。
着々と進められる計画
ところで前述のとおり、アルカリスで製造するのはワクチンの原液だ。では肝心のワクチン製造はどこが担うのか。
それはもう皆さんご存知のことだろうMeiji Seikaファルマだ。
このMeiji Seikaファルマが神奈川県小田原市に新工場を建てると2024年4月15日、日本経済新聞が報じた。
同社のmRNAワクチンは米バイオ企業アークトゥルス・セラピューティクスが開発したワクチンで、国内では2023年11月に「コスタイベ」の名称で製造販売承認を取得した。
投与後に体内でmRNAを自己複製する「レプリコンワクチン」と呼ばれるタイプで、Meiji Seikaファルマが日本での製造・販売権を取得している
明治HD系、小田原に次世代ワクチン工場 28年稼働
投与後に体内で新型コロナウィルスのm-RNAを自己複製させる新薬で「コスタイベ」という名のレプリコンワクチンというものを製造販売するというのだ。
顰蹙を買う表現を敢えてするが、これはまさに、人間を薬物製造機にしてしまうということになるのではないだろうか。そういうものを「ワクチン」と称して良いのだろうか?
この一連の計画は、国が多額の補助金を提供し、着々と進められてきた。
これまで既に約4000人の治験も済ませてきて準備も整った。
そしてまさに今、国が主導して今秋より全国で一斉接種させる段階まで来てしまっているのである。
目的は何なのか?
兎に角、m-RNAを自己増殖させるレプリコンワクチンと称する薬がこの日本で製造され、世に放たれようとしている。
その薬がどのようなもので、世に放たれることによって何が起きるのかを深く調べ、考えるまでもなくここまでの情報だけでNO!と私は判定したが皆さんは如何思われるだろうか。
それでも私達は、この日米合作の前代未聞のワクチンについて、目をそらすことなく向き合い、調べ、そして学ぶべきだろう。
感染症⇔ワクチンという手段を用いて日本国がこの日本で日本人に対し何を目的としてどうしようとしているのか、当事者として当然知っておかなければならないと思う。
バイオ医薬品のリスクは?
確かに遺伝子を用いたバイオ医薬品は、m-RNAワクチンに始まったことではなくずっと以前から普通に出回ってきた。
骨粗しょう症治療薬、加齢黄斑変性症の治療薬など、いろいろな疾患の治療薬として使われている。
その全てが危険なものとは言えないと思うが、2000年以降普通に使われている。
今回のm-RNAワクチンもバイオ医薬品の一種だからと既に世に出ているものと同じものとして考えている医師が多いと感じる。
「今やそこら中で使用されているのに何を今頃危険だと騒いでいるのか」とはっきり患者に言う医師に遭遇したことがある。
また、この3年間でワクチン接種後、多くの人が後遺症に苦しんでおられることを臨床現場で目の当たりにしているはずの医師が「リスクよりベネフィットが上回っている」とどこかで聞いたことのある決まり文句を言うのをこの耳で聞いたこともある。
倫理観の欠如
それどころか、自身が患者に処方する薬が遺伝子製剤であることすら知らずに処方する医師もいる。
本当にそれで良いのだろうか。責任感とか倫理観はどこに行ってしまったのだろうか。
医師として疑問は湧かないのだろうか。
以前も書いたが、疾患の治療として使用される遺伝子製剤と健康な人に使用する遺伝子ワクチン、それぞれ目的が違う。
そもそも今回のワクチンと呼べるか疑問が湧くようなものを治療薬と同様に考えて良いはずがないと私は思う。
しかし、問題は医療業界だけにあるのかと言えばそうでもないように思う。
私はまずひとつの仮説を立ててみることにした。
今、意図的にあらゆる手段を使って世界改変が行われていて、その目標達成の為のひとつの手段として感染症⇔ワクチンが使われているという仮説だ。
違和感のある政策の数々
そういう見方で数十年前からを遡ってみると、今日に至るまでに何十年もかけて少しずつ少しずついろんなことが変化してきていることに気づいた。
そしてそれは、ここ数年で一気にたたみかけるように進められていると感じる。
ずっと以前から各地で繰り返されてきた戦争とその後の変化、2017年に食品の安全基準が大幅に改定されて添加物大国となったその後の日本の食の変化、移民政策による社会の変化、LGBT法による学校教育の変化、そしてm-RNAワクチン認可後の医療の変化etc。
違和感のある政策が次々に実行されてその度に社会が変化しているように思う。
これらの政策は、あまりにも国民の尊厳が蔑ろにされているように私は感じるが、急激に衝撃的なことが起こり過ぎていて思考が麻痺しているのか、私達国民自身が簡単に受入れてしまってはいないだろうか。或いは波に呑みこまれてしまってはいないだろうか。
その理由のひとつに、この3年間で強化された言論統制によって国が発表する情報以外の様々な情報に触れ難くなっているということはあると思う。
しかし、「ここが変だよ新型コロナ⑧」で書いたように、それでも何とかしてどこかで情報提供しようとして下さっている人達はいる。政党で言えば参政党もそのひとつだろう。
私達は、めまぐるしく変わりつつある世界の中の日本国の一員として、現状を見極める為に諦めずに多方面から情報を得、しっかり考え、判断しなければならないと思う。
そして、更に変わっていくだろう次世代を生きていく子供達にその姿を見せておかねばならないと思うのだが皆さんはどうお考えになるだろうか。
話は随分脱線してしまったが、感染症⇔ワクチンの問題は、これら全体の問題の中のひとつと私は捉えている。
とは言えこの問題は、人々の命にかかわる問題。
今は取り敢えず「コスタイベ」と言われるレプリコンワクチンに集中してこれまで同様、科学者による解説から考えてみようと思う。