接種を勧める政府、メディア
m-RNAワクチン接種に注意が必要な人は、どんな人かということを前回書いたが、実際そのことが国民に注意喚起されたかといえばそうではなかったと私は思う。
それどころか、政府、メディア、TV番組やSNSでよく見かける専門家と称する人達はこれまで基礎疾患のある人、つまり接種に注意が必要な人とされる人こそ接種すべきだと言って来た。
その結果何が起きたか。
接種を勧められた結果…
例えば、ご近所にC型肝炎から肝がんに移行された方がいるがこれまでに7回接種されている。その方は2回目接種の後、脳梗塞を起こし入院。一旦回復されたが4回目の接種後、2度目の脳梗塞を起こし、今は車椅子生活を余儀なくされている。
厚労省のHPで「注意が必要な人」として記載されていなかった妊婦についても、予診票では妊娠中かどうかを問われているが、その妊婦も通院先の病院に勧められて接種した人は多くいた。
又、ヘパリン(血をサラサラにする薬)を服用しているか予診票で問われているが実際、その該当者も接種している。
接種会場で医療従事者たちは予診をしなかったのだろうか。しっかり予診していれば肝がんの人も妊婦もヘパリンを服用している人も、接種しなかった或いは立ち止まって考えることができたのではなかっただろうか
なぜ接種を促されるのか?
注意すべき人に注意を促さず、予診票も半ば無視してまで何故医師たちは無差別に打ったのか。2度脳梗塞を起こされた方は、通われているデイサービスでその後もワクチン接種を勧められ、現在までに7回接種している。
ご家族によると「国が定めたことは守らなければならない」とご本人が仰っていると言う。多くの国民は、疑うことなく義務を感じて接種してきたようだ。
私の周りだけでも接種後目眩、心筋梗塞、脳梗塞などが起き、苦しまれている方がいる。私の父は高齢者施設で接種後3日目に突然心停止して帰らぬ人となった。また、姪は1回目の接種直後、アナフィラキシーショックで救急搬送された。
姪は医療従事者で元々アレルギー体質であったから躊躇していたが、職域接種で接種を拒否することができず、不安を抱えながらの接種だったという。
そのようなことにならなくても、高熱に悩まされた方は多くいらっしゃるのではないかと思う。
そうまでして接種しなければならなかったのだろうか。
もう一度言うが「コロナウィルス」は所謂「風邪」のウィルスである。
本当に必要だったのか?
私自身、非接種で(多分)一度感染したが、風邪よりも少し高い熱であったものの1週間程度で完治できた。服用した薬は解熱鎮痛剤のカロナールのみだった。個人差があるのは理解できるが私の体は健康とは言えない。腎臓病とEBウィルスに感染する度、自己免疫が暴走してサイトカインストームを起こす慢性EBウィルス感染症(CAEBV)という疾患を持っている。それでも、体感としてはインフルエンザ程度といった感じであった。
そのようなウィルスに対してm-RNAワクチンは、果たして必要なのだろうか。そしてそれは、一体どういうものなのか荒川央氏の解説から学びたいと思う。
現在普及しているコロナワクチンのほとんどはDNAワクチンまたはRNAワクチンで、コロナウイルスの遺伝子をワクチンとして使っています。遺伝子ワクチンはまだ研究途上の実験段階で、遺伝子ワクチンが大規模で人間に接種されるのも史上初です。
荒川央氏のブログより
遺伝子ワクチンはまだまだ研究途上にあると荒川央氏は言う。
研究途上にありながら第三層臨床試験を完了していないワクチンを無差別に大規模接種させた政府は、国民の命を守る責任を果たそうとしていると言えるのだろうか。
荒川氏はこう続けている。
コロナ「ワクチン」の名称は意訳です。実際に体に注入されるのはスパイク遺伝子の発現ベクターです。もし正しく名称をつけるとすると「トランスジェニックスパイク遺伝子注射」でしょう。「トランスジェニック」とは外来遺伝子を導入する、という事です。実験的な遺伝子治療とも考えられます。スパイク遺伝子を発現させている、という所までは分かっていますがそれだけです。
遺伝子治療とは何か。それをワクチンとして使用するということはどういうことかについてはこのように解説している。
遺伝子治療では遺伝病などで特定の遺伝子が欠損、損傷している場合に、その機能を補うために遺伝子の導入が行われます。
もともと重大な病気で命の危険があったり、そのために生活に大きな不自由があったりする方がリスクを覚悟で積極的な治療として遺伝子の導入を受け入れるわけです。
けれどもワクチンは違います。基本的に健康な人間を対象とするもので、今回のコロナワクチンのように数十億人もの人間に適用される場合もあります。
そもそも遺伝子治療とは要求される安全性の基準が違うはずです。治験を経ずに大量の人間に接種するのは人体実験であり、通常「ありえない」事です。
体内で引き起こされる自己破壊
荒川氏によるとコロナウィルスのゲノム(DNAの遺伝情報)はRNAで、人間の細胞内で逆転写されゲノムに挿入される可能性があると言う。
もしそういうことが体内で起きたらどうなるか。
一度ゲノムに取り込まれた遺伝子を体内から取り出す事は今の技術では実験レベルでも不可能です。
と解説している。
また、従来の不活化ウィルスやウィルスタンパクの一部を抗原として使うワクチンとm-RNAワクチンという遺伝子ワクチンとは全く違うものだと荒川氏は言う。
通常のワクチンとは違い、遺伝子ワクチンでは接種されるのはウイルスの遺伝子を持つDNA、またはRNAです。ウイルスタンパクを生産するのは私達の細胞です。コロナワクチンを導入された私達の細胞はスパイクタンパクを細胞表面に発現するようになります。
ワクチンによって選択された抗体は、ウイルスだけではなく、スパイクタンパクを発現する私達の細胞自身も攻撃対象と認定します。
荒川央氏のブログより
スパイクタンパクと言われるものが接種者の細胞表面で発現し、自身の細胞を攻撃対象と認識するというのだ。
このスパイクタンパクが接種者の肝臓や脾臓、或いは卵巣や副腎などで蓄積する。 例えば、卵巣で発現すると卵巣自体を攻撃してしまい、副腎で発現すると副腎を攻撃してしまう。
卵巣は卵子をつくる臓器、副腎は炎症を抑えるホルモン(副腎皮質ホルモン)や男性、女性ホルモンなどを産生する大切な臓器だ。これらが攻撃されると本来備わっていた機能が壊れてしまうことになる。
卵巣が攻撃されると卵子がつくられ難くなるだろうし、副腎が攻撃されると免疫、脳、体の調整機能が壊れるということになる。
そして、荒川氏はこのように警告している。
脂質ナノ粒子は他にも血管内壁、神経、肺、心臓、脳などにも運ばれるかもしれず、ワクチンが導入された細胞は免疫の攻撃対象になるでしょう。それはすなわち自己免疫病と同じです。どの組織に入るかは運の要素もあり、どの臓器が壊されるかは人によるでしょう。その場合できる事はステロイド等で炎症を抑えるくらいで、実際には治療法はないようなものです。
私は、主に荒川央氏のブログを引用させて頂いているが、荒川氏以外にも、東京理科大村上康文名誉教授、大阪市大井上正康名誉教授をはじめ多くの医師や研究者達も、同じ指摘をしているということを申し添えておきたい。動画などではなく、きちんと科学的根拠に基づく解説を文字にされているのが荒川氏ということで多くの医師、研究者の代表として紹介させて頂いている。
次回は、接種者の細胞表面で発現したスパイクタンパクが他にどのような問題を起こすと言われているかについて書こうと思う。
主筆:明日香