この回よりワクチンの謎について書こうと思っているが、その前にコロナウィルスとは一体何かを記しておきたいと思う。
コロナウィルスとは
2020年、「新型コロナ」と聞いて私はまず「新種の風邪」をイメージした。
所謂風邪とは数ある風邪症状を呈するウィルス感染の総称であるということ。そして、その中のひとつにコロナウィルスと言われるものがあると認識していたからだ。
このコロナウィルスについて科学者の立場から荒川央氏が丁寧に解説してくださっているので紹介する。
コロナウイルスが最近突然発生した新種のウイルスだと思われている方が案外多いようですが、決してそんな事はありません。
最初に発見されたコロナウイルスはニワトリの伝染性気管支炎ウイルスで、1931年の事です。
コロナウイルスには人間に感染するものや動物に感染するものなど様々な種類があります。
荒川氏は続いてこう記している。
そもそもコロナウイルス自体はありふれたウイルスで、人間の風邪の10〜15%はコロナウイルスによるものです。
大人なら誰しも、今まで何度も日常生活の中でコロナウイルスによる風邪をひいてきた事があるのが普通です。
実際これまでコロナウイルスは特に大きな問題にもならずに人間と共存してきました。
別段騒がれる事も無く、コロナの名前すら一般には認知されてきませんでした。
今回の新型コロナウイルスの流行によって突如「コロナウイルス」の名前は一躍メジャーに躍り出ました。
そのコロナウィルスにワクチン?変異に対応するの?こう感じたのもつかの間、私が知っているのは旧型コロナであって今度は新種のコロナ。もしかするともっと症状の重いものかも知れないと考えるようになった。
発生源は中国の武漢と言われていて、YouTubeには人々が次々に倒れていく様子や、重い肺炎を起こした人で溢れている病院の様子などが、頻繁に映像に写しだされるようになっていたからだ。やはりワクチンは必要かも知れない。私だけでなく、ほとんどの日本国民がそう思ったと思う。
m-RNAワクチン実用化へ
前回少し触れたが2020年7月の開発段階で「5種類のワクチン」開発が始まっていることを知ったとき、私は馴染みのあった不活化ワクチン開発の成功に期待することにした。ここが変だよ新型コロナ(3)
それから約半年後、政府が国民の健康を守るために選んだのはm-RNAというワクチンだった。なんでも他のワクチンは治験が進んでおらず、認可が下りるまでに時間がかかり過ぎるとのことだった。
そのm-RNAワクチンにはファィザー社製とモデルナ社製があるという。
ファイザー社製はコミナティ筋注、モデルナ社製はCOVID-19 ワクチンモデルナ筋注と言い、どちらも筋肉注射。そしてこのm-RNAワクチンの実用化は世界初ということだった。
臨床試験をスキップ?
2020年秋には、早くも初回接種は2021年4月上旬に医療従事者から接種し始めると報じられた。そこでひとつの疑問が湧いた。何故医療従事者からか。比較的若い現役医師や看護師など医療従事者に毒見のように世界初のワクチンを接種させて良いのか。そう思っている矢先の2020年10月、まさにそのことを国会に参考人として呼ばれた専門家が指摘した。「本ワクチンは、第三層試験が完了していないワクチンであり安全性が担保されておらず、それを医療従事者から接種するのは危険だ」という指摘だった。
国会参考人質問↓
https://x.com/fxi9ttSrGrL5Hnx/status/1409724357320998915/video/1
私は「m-RNAワクチンは第三層試験が完了していない」との発言にとても驚いた。
期待していた不活化ワクチンは臨床試験が進まず認可されないということだったのに第三層試験を終えていないm-RNAワクチンは認可するとはどういうことか。
ちなみに第三層試験とはどういうものか解説を紹介しておきたい。
臨床試験には三段階あり、その最後の臨床試験を第三相臨床試験というのだそう。
要するに臨床試験が進まない不活化ワクチンと同様、m-RNAワクチンも3ステップ目の第三層臨床試験を完了していないワクチンということになる。
治療薬として有効とされていたアビガンはいつの間にか使われなくなりcovid-19に対抗できるものはこのm-RNAワクチンしかないという状況もおかしい。私の疑念は一層深まりを増していった。
危険性を訴える動画は削除される…
そうこうしているうちにこの数年前から視聴していた「チャンネル桜」という動画チャンネルに以前から出演していた松田学氏が、m-RNAワクチンとはどういうワクチンであるか、またその危険性について解説するコーナーを持たれ、大阪市立大学名誉教授で免疫学が専門の井上正康氏の意見などを紹介し始めた。
私の知る限り最も早くに警鐘を鳴らしたのは、この松田学氏であったと記憶している。
その当時の動画を紹介したいところだが、残念なことに松田氏のワクチン関連動画は全てYouTube運営会社によって削除されたので、今はもう視聴することができない。
チャンネル桜に限らずワクチンをテーマにしたYouTube動画は悉く削除された。
唯一今、科学的根拠に基づいた解説、情報が残っているのはこれまでも引用させて頂いている荒川央氏のブログくらいとなってしまっている。
「ワクチン」と口にするだけで削除される怪しげなワクチン。これは一体どういうものなのか、今後も主に荒川氏のブログを引用していくことにしようと思う。
厚労省のサイトを見てみると
私は初回接種の前にまず、厚労省のワクチン関連サイトを見に行くことにした。ワクチンの情報を得る為だったが、そのトップページには「接種に注意が必要な人」と「接種ができない人」が記載されていたので、そこから目を通すことにした。
現在は、その記事は既に削除されているが、Q&Aに当時記載されていたことと同じような内容が記載されてあるのでそちらを引用したい。
Q. ワクチンを接種するのに注意が必要なのはどのような人ですか。
新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省
当時と少し違う点がある。当初は注意が必要な人の中に「ラテックスアレルギーのある人」と数あるアレルギーを引き起こす食品や物質がある中でラテックスに限定して記載されてあったが今は削除されているようだ。
それに、よく読むと、ファイザー社の説明書には記載があるが厚労省のHPにはない注意対象者がいる。妊婦、授乳婦だ。それだけではない。12歳未満の小児の臨床試験を全くしていないこと。又、高齢者についても慎重に問診しなければならないとファイザー社の説明書に記載されているのに対し、厚労省のHPにはそれらの記載もない。しかも政府・厚労省は、接種に注意が必要な人がいることを国民に知らせようとしない印象を受けた。
ここで、比較の為にファイザー社の説明書を紹介しておく。
これを読んだ瞬間私達家族は、第三層試験が行われておらず安全性が担保されていない点、そしてそれぞれ接種注意対象者である点、その二点の理由で接種しないという選択をした。
次回からはもう少しこのあたりの事を記した後、いよいよm-RNAワクチンとはなにか、詳しく書いていこうと思う。
主筆:明日香